magattacaのブログ

日付以外誤報

2018-01-01から1年間の記事一覧

cootで電子密度を眺める

cootで遊ぶ

PDB viewer でバリデーション

PDBフォーマットの見方や注意点などについて調べてきました。折角ですので前記事を踏まえて再度、発端となった構造 [PDB id : 5NIX]の質について見てみましょう。 今まであまりにも知識がないため見て見ぬ振りをしていたのですが、X線結晶構造の実験データと…

PDBの落とし穴にはまった話 〜非結晶学者が注意すべきこと編〜

PDBの中身もなんとなくわかったところで、当初の問題、PDBに登録された低分子の構造がなぜ間違っていたのかということを考えていきたいと思います。 その前に今回の内容の目次・・・ 1. PDBフォーマットの問題点 2. PDBを利用する上で非結晶学者が注意すべき…

PDBの落とし穴にはまった話 〜PDBフォーマットの見方編〜

PDBフォーマットの見方についての備忘録

UniProt の使い方から構造情報の一覧へ

前回よくわからないままUniProtを参照してしまいましたので少し調べて見たいと思います。 UniProt (別称: The Universal Protein Resource ) アミノ酸配列とその機能情報を掲載している代表的なデータベースです。「UniProtKB」、「UniRef」、「UniParc」の…

結晶構造で全部ではなかった!

これまでPD-L1 / PD-1 の複合体結晶 [ PDB id : 4ZQK ]などで遊んできました。 ところが、気になるつぶやきが、、、 どうやら私が見ている構造は部分構造にすぎないとのこと。 (すみません元ツイートを貼ろうと思いましたがTwitterの貼りつけ方わかりません…

結合サイトをさがしてみる(実践編)

それでは前記事でご紹介したCASTpをPD-1/PD-L1に使ってみたいと思います。 まずはBMSリガンドとPD-L1の共結晶構造から。[PDB id: 5J8O] 下図左がPDBのviewerのキャプチャ、下図右がCASTpで認識されたポケットです。 認識されたポケットの上位3つを、赤色(Re…

結合サイトをさがしてみる(背景編)

これまで共結晶構造をながめてきました。「結合サイトはここでOK!」という感じですが、一歩立ち止まってもっと良い結合サイトがないか検証してみたいと思います。 以下のサイトを使用したいと思います。 CASTp 3.0: Computed Atlas of Surface Topography of…

PDBにおけるPD-1/PD-L1結晶構造をもう少しながめてみる

前記事でピックアップしたPDBファイルについてもう少しながめてみようと思います。 久しぶりにPDBにアクセスしたらいろいろな機能が追加されていました。 先ずはPDB id: [5J8O] こんな化合物がPD-L1に結合しています。化合物のID は [6GZ] です。 (2R)-1-({3…

PDBにおけるPD-1/PD-L1結晶構造について

この記事はPD-1/PD-L1に対する低分子創薬に関する記事です。 ノーベル賞関連をぼんやりながめていたら以下のイベントをみつけました。 souyakuchan.github.io 薬学部にいた遠い記憶を掘り起こし、ちょっと調べてみることに。。。 とはいえ、ボーナスで買って…